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繋ぐ役割

地域生活に移るためにトレーニングホームで生活をしているAさんが神妙な面持ちで私のところにやってきた。

“俺の話は聞けないんだと、担当職員から話すようにとさ”と突然困惑した表情を見せた。“なんの話なのか分からないんだけど、どうしたの”と聴き直してみると...........

Aさんが日中活動で参加している部署の就労支援担当者に“もっとちゃんとした仕事がしたいのでハローワークに登録してくれ”と直接訴えたところ、予期せぬことだったのか答えに窮したからなのか“そういうことは担当職員から云ってくるべきだ”というようなことを云ったらしい。おそらくこの職員は自分の役割を自覚していない(出来ない)ことと、もともとこのAさんが得意ではないことによる“拒否反応”と考えられるのだ。

本人がこれほど就労に対して意欲を示している時に“担当職員云々”などの手順を理由にして本人の意欲を削いでしまったことに何も感じるところがないのだろうか。ましてや就労支援担当であれば自ら積極的に関わっていかなければならない立場でも有るはずなのだが、この職員の支援者としての資質が疑われるような言動に呆れてしまった。

Aさんには“これまでの仕事の様子から行くと、改めて就職を考える事以外にも、日中の過ごし方を考え直してみる事も必要ではないか”と伝え、取りあえず来年の地域移行までに色々な方法を一緒に探っていくことを伝えた。

このAさん、実は対人面での問題や健康管理や食生活においてかなり課題を抱えていることも事実であり、あらゆる面で困難な局面を迎える可能性のある方でもある。そうなると、地域の人的資源や相談支援の在り方、地域のケアマネ体制を使うなどさまざまな支援の在り方を“繋ぐ”ことが重要になる。その一番はじめの窓口が“担当者から~”などと云っているようでは、地域生活に向けた支援は全く始まらない。

本当にこうした職員には頭が痛い・・・・・・

テーマ : 福祉のお仕事
ジャンル : 福祉・ボランティア

退職していく若者

“ちょっとお話があるんですけど”
と唐突に切り出した彼は、この2年数ヶ月勤めた間に鬱積した虚脱感を一気に吐き出そうとしている様子がはっきりと現れていた。

“このままここで勤めていても正職員になる可能性は低いので、早く別の仕事を探そうと思います”と云うのが彼が私に話した退職理由であった。しかしことの真意はそうではないらしく“自分が認められていない”という疎外感に耐えられなかったということを他の職員から聞いた。

前職は全く別職種であり勤務する際の大きな理由も“福祉系に興味があったから”と云っていた。それに加えて二十歳そこそこの彼の姿には、重度若しくは高齢の障がい当事者がどのように見えているのか疑問を感じるような仕事ぶりを見ることが多々あった。

勤めだして1週間ほど経ったとき“どうだい?調子は?”と聞くとなんの迷いもなく“もう慣れました。大丈夫です”と返事を返した彼に“何が分かったの?”と思わず聞き返したことがあった。あの時既に彼にこの仕事は難しいのではないかと直感したのだが、やはりそれ以降色々な思惑違いが見て取れた。

今年の春には“これからもこの仕事を続けていくのであれば、経験だけではやっていけない”ということを彼に伝えたのだが、私が話したことは彼にはどうも理解出来なかったらしい。

辞めて行く君へ 

やり直しはいくらでも出来る、ただ苦しさから逃げることを繰り返しちゃいけない。
“ここは踏ん張りどころ”と云う時に、もう一度自分が何をしなければならないのか。それを考えてみることも必要だと思う。相手を理解しようとするのであれば、その自分自身をもう一度改めて見つめ直すことも必要ではないだろうか。

テーマ : 現場職員のぼやき・悩み
ジャンル : 福祉・ボランティア

ミトライデン

~今日の朝刊の掲載記事~

入所施設から地域に出た知的障がいの女性が男性支援者から性的暴力を受けた。
加害者の男性は“合意の上だった”と供述し依願退職してしまったと云う。

被害女性の受けた傷をどうやって埋めていくのか、加害者である男性をそのまま許すわけにはいかないと思う。入所施設がオープンになったと云われているが、実際にこれと同様に表沙汰にならない人権侵害や暴力事件は“枚挙に暇がない”のだと思う。施設のなかにある“密室”で何が起こっているか。“自分の施設に限って”と思っている方、今一度利用者さんの表情を確かめてみてください。更に管理者の方、過去に同様の事を起こしている職員を常に見ていてください。人間はそんなに簡単には変わりませんよ。擁護されるべきは被害を受けた当事者の方であって、職員の家族や生活や人生を守るのが管理者の勤めではないのですよ。私個人としては暴力行為=即レッドカードであるべきだと思う。謹慎や減給、降格処分など全く無駄なことではないか。

“ミトライデン”  ラテン語で直訳すれば “共に苦しむ” と云ったかと思う

なぜ、こうした事件が無くならないのか? 個人の資質の問題だけではなく、事後処分の在り方だけの問題でもなく、もっと根の深いところからやり直さなければならないことが有るのだと思う。

テーマ : 福祉関連ニュース
ジャンル : 福祉・ボランティア

新年度

3月末から先週末までに課の職員1人ひとりと面談した。
これまでの仕事に対するそれぞれの姿勢や行動に対する簡単なアドバイス、それに新年度に向けて個々人にして欲しいことや期待していることを伝えようとしてのことなのだが、果たしてその真意を組んでくれる人はどれぐらいになるだろうか................

時間が経つのはとても早いということ。
つまり何もしなければ周りから取り残されていくと云うこと。
改善すべきは自分自身であり、組織全体の意識であり、
何よりも変えなければならないのは
一部職員の慢心によって崩れていく本来業務への姿勢ではないか。
(眼前に居る1人ひとりの当事者さんへの具体的な支援の展開)

テーマ : 現場職員のぼやき・悩み
ジャンル : 福祉・ボランティア

職員の個性

支援の現場は個々の職員の性格や考え方がかなり影響する。
それ自体が全て悪いとは云えないが、基本となる倫理観や価値観を無視したものであってはならない。

そこで問題となるのは、その基礎を“どこで学ぶか”ということである。

学校で学ぶべきものと、現場実践の中で学ぶものの違いを職員自身がどれくらい自覚しているか?施設そのもの=組織自体がその違いを自らの職員研修・教育のシステムとして構築しているかどうか?

職員の個性を把握し適材適所の配置ができているのか?状況に応じてどのスタッフを現場に就かせるのか?だれがチームアプローチの要として最適なのか?などしっかりとマネジメントされていなければならない。

そうした組織としての基本姿勢が結果的に当事者の利益になるのであり、個々の職員の個性を十分に活かしたスタッフづくりができるものではないのか。

“うちの職員は勉強したがらない。使えない者ばかりだ”と嘆いている管理者さんいませんか?

テーマ : 現場職員のぼやき・悩み
ジャンル : 福祉・ボランティア

プロフィール

どんぐり隊長

Author:どんぐり隊長
知的障がいの方の入所施設に勤めてはや20数年。入所型施設の意義は?あるべき姿は?施設に求められているものはなにか?職員(支援者)の存在価値や倫理は?を常に自問自答しつつ、日々の仕事で感じたことを平易に書き連ねてみたいと思っています。

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