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誰が聴いてくれるの?

Aさんに引き続き、一緒にトレーニングホームで生活しているBさんまでもが私のところにやって来た。話の内容は“ハローワークから自分宛に手紙が来ていたが、就労支援担当の職員は何が書いてあるのか自分には見せてくれなかった”とのこと。さらに“これは担当職員に回しておくから”といって何も話をすることなく“あとは担当職員に聞いて”との受け答えであったらしい。

Bさんには“ハローワークに一緒に出かけたのは誰だったのか?”を聴いてみると、地域支援担当の職員とのこと。一体どうなっているのか?私にも全く理屈が理解できなかったので、就労支援の職員に聞いてみると“入所利用者の事なので、私の業務範疇外と判断しました。それが何か?”というような調子なのである。“君が就労支援事業所の利用者の支援を担うという一議的な目的があるのは理解できるが、在籍しない当事者の訴えかけには一切応じないと云うスタンスは支援者として如何なモノか”と話したが何も返答はなかった。

自分の責任、所掌業務、職務分掌と云うものが、悉く自分の都合で考えられているこの人物。Bさんがこの職員に“自分の話は誰が聴いてくれるの?”と問いかけると“それはあなたの担当職員”と答えたとのこと。このような人物が長年障がい当事者の“支援員”として在職しているこの“組織”に大きな問題があるのではないか。

Bさんの話を聴いた後、早速管理責任者にこのことを伝えたが、果たしてどのような指導がなされるのか。今日の運営会議が楽しみである。

テーマ : 現場職員のぼやき・悩み
ジャンル : 福祉・ボランティア

地域生活支援について

23日はある町の育成会の学習会に参加してきた。
少人数の学習会で、参加されていた会員の方々は年齢の高い方たちであった。1時間ほど地域支援の実例を紹介しつつ考え方を話して欲しいとのことで、自分がこれまで関わってきた実践例をお話しさせていただいた。

一通り話が終わるとひとりの会員の方が
 “自分の子供は車で4時間ほど離れた町の施設にいるが、その施設が閉鎖されるので地元に帰らせたい..実際にはどうしたらいいものだろうか”と..............

とうとうそういう時代になってきたんだなぁ~と思いつつ、それまでその施設がどういった支援をしてきたのか、その施設そのものがどういった理念を持って運営されていたのかが気になった。

施設が解散するということ。

自立支援法によって入所施設が閉鎖していくこと自体は歓迎されることではあるが、その施設に長い期間措置してきたのは一体誰なのか?一転して障害程度区分によって生活の根幹が変わってしまう当事者のことをどう考えているのか。

唯一救われた思いがしたのは
“長い間、離ればなれの生活をしてきたから、この先自分が生きている間は何とかそばで暮らせるようにしてやりたい”と話されたことであった。

“グループホームを作るにはどうしたらいいんでしょうか”と、70歳は優に超えていると思われる男性が目を輝かせて (いや、私の目が涙で潤んでいたのかもしれない) 話された時、その言葉の重みと暖かさが複雑に交錯していた。

テーマ : 障害者の自立
ジャンル : 福祉・ボランティア

最近の出来事

先週は2つの出来事があった。
一つは昨年一緒に当事者活動のイベントスタッフとして活躍したS君が当地を離れていったこと。彼が大学卒業後勤めていた居宅支援事業所が今春解散することになったからだ。その事業所はある意味当地を核に近隣町村を含めた知的障がい者の地域生活支援のパイオニア的な法人だったが、支援費制度から自立支援法に変わったことによる事業収入の減収がもとで色々と問題を抱えたための解散である。

彼は何とか当地に残り自ら居宅支援事業所を立ち上げることも考えたが“今の自分にはNPO法人を有機的に運営していくノウハウが足りない”と、大学の先輩が運営しているNPO法人の複合型(子供から高齢者・障がい者全てを包括的に支援していく)支援施設で働きスキルアップしたいとのことであった。

私は彼に会って久しぶりに“この仕事に向いている好青年”に会うことが出来たと嬉しく思っていたところであったのだが.........
なんとか自分の法人に居宅支援部門を立ち上げ、彼を中心にスタッフを揃えていきたいと思っていた矢先の出来事で、彼自身も“もう少し早くその話があれば僕もやってみたかった”とのことだったため私もかなり落胆してしまった。


しかしもう一つはちょっと嬉しい出来事。
以前書いた若手職員の退職で欠員を埋めるため打診していた方がなんとかOKしてくれたことだ。このご時世だから職を求めている人はたくさんいるが、この業界は“誰でも良い訳ではない”し、ましてや一昔前のように“優しさと愛情があれば良い”というlことではない。

障がいを持つ方の支援に従事する者にはそれなりの“知識と価値と技術”が求められるのである。そうした基本的な基盤があって初めて当事者さんに求められる支援者になることが出来るのではないか!!そのことを理解できず漫然と過ごしている福祉従事者が、どれほど当事者さんの不利益を生んでいるか。

単純に経験に頼らず、ましてや驕り高ぶることなく当事者さんと生活をともに出来る人を少しずつスタッフに増やしていきたいと思う。

S君、暫くはメールのやりとりだけになるが、夏には一緒に美味いビールを飲もう!!
Mさん、ゆっくりでも良いんです。あなたの人柄と英知に期待しています。一緒に頑張りましょう!!

テーマ : 福祉のプロを目指す
ジャンル : 福祉・ボランティア

プロフィール

どんぐり隊長

Author:どんぐり隊長
知的障がいの方の入所施設に勤めてはや20数年。入所型施設の意義は?あるべき姿は?施設に求められているものはなにか?職員(支援者)の存在価値や倫理は?を常に自問自答しつつ、日々の仕事で感じたことを平易に書き連ねてみたいと思っています。

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