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申し訳ない

いつも登場するkさんが、昨日も私のところへ来て“もう、どうしていいのか分からんくなった”と肩をおとしながら呟くように云った。“まだ世話人や地域支援スタッフとしっくりこないのかい”と云うと“今頃になってkさんは将来どうするつもりなの?って、地域(支援)のSから云われたんだ。今頃になってだよ。ずっと俺はどうしたらいいだろうか?働くにはどうすればいいか?住む場所も別(ケアホーム以外)の所に行きたいんだけどってずっと云ってきたのに、立場が苦しくなってから云われても俺には考えられないのに”と.......

結局、彼は“自分が悩んでいる時には何も話してくれなかったのに今更なんだ!という思いが強くなっているのだ。我慢させたり諦めさせることが自分たちの仕事になっている地域支援スタッフの専門職としての不甲斐なさに対してどのような対応が必要か。私としては単純に配属を変えるなどといった小手先の手段では何一つ解決しないことをよく知っている。彼らは“あ~ぁ良かった。めんどくさい仕事から抜けることが出来た”とほくそ笑むだけなのだ。

“Kさんの問題は彼だけの問題ではなく、これから地域に出て行こうとしている当事者さん全員に波及する大きな問題ですよ”と管理者に伝えたところ“組織的に地域支援課を置くこと自体に無理があるんじゃないか。お前(どんぐり)が施設サービスも地域支援も全て掌握していくってのはどうだ”というのが管理者の出した答えだった。

私が云っているのはそういう事ではなく、組織(そのトップ)として彼らのやっている仕事をどのように評価するのかと云うことなのであり、それはトップとしての責任をどう果たしていくのか、当事者に対してどう説明するのかということを云っているのだ。

このままではKさんのこれからの人生に申し訳が立たなくなる。わたしが出来ることは全てやってみようと思う。kさんが今の生活環境に縛られていなければならない理由は無いのだ。kさんが我慢するのではなく納得できる生活環境を整える方策を考えていこうと思う。
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テーマ : 障害者の自立
ジャンル : 福祉・ボランティア

プロフィール

どんぐり隊長

Author:どんぐり隊長
知的障がいの方の入所施設に勤めてはや20数年。入所型施設の意義は?あるべき姿は?施設に求められているものはなにか?職員(支援者)の存在価値や倫理は?を常に自問自答しつつ、日々の仕事で感じたことを平易に書き連ねてみたいと思っています。

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