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退職していく若者

“ちょっとお話があるんですけど”
と唐突に切り出した彼は、この2年数ヶ月勤めた間に鬱積した虚脱感を一気に吐き出そうとしている様子がはっきりと現れていた。

“このままここで勤めていても正職員になる可能性は低いので、早く別の仕事を探そうと思います”と云うのが彼が私に話した退職理由であった。しかしことの真意はそうではないらしく“自分が認められていない”という疎外感に耐えられなかったということを他の職員から聞いた。

前職は全く別職種であり勤務する際の大きな理由も“福祉系に興味があったから”と云っていた。それに加えて二十歳そこそこの彼の姿には、重度若しくは高齢の障がい当事者がどのように見えているのか疑問を感じるような仕事ぶりを見ることが多々あった。

勤めだして1週間ほど経ったとき“どうだい?調子は?”と聞くとなんの迷いもなく“もう慣れました。大丈夫です”と返事を返した彼に“何が分かったの?”と思わず聞き返したことがあった。あの時既に彼にこの仕事は難しいのではないかと直感したのだが、やはりそれ以降色々な思惑違いが見て取れた。

今年の春には“これからもこの仕事を続けていくのであれば、経験だけではやっていけない”ということを彼に伝えたのだが、私が話したことは彼にはどうも理解出来なかったらしい。

辞めて行く君へ 

やり直しはいくらでも出来る、ただ苦しさから逃げることを繰り返しちゃいけない。
“ここは踏ん張りどころ”と云う時に、もう一度自分が何をしなければならないのか。それを考えてみることも必要だと思う。相手を理解しようとするのであれば、その自分自身をもう一度改めて見つめ直すことも必要ではないだろうか。

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テーマ : 現場職員のぼやき・悩み
ジャンル : 福祉・ボランティア

プロフィール

どんぐり隊長

Author:どんぐり隊長
知的障がいの方の入所施設に勤めてはや20数年。入所型施設の意義は?あるべき姿は?施設に求められているものはなにか?職員(支援者)の存在価値や倫理は?を常に自問自答しつつ、日々の仕事で感じたことを平易に書き連ねてみたいと思っています。

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