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やっぱり自由はない?

施設を出た5人のメンバー その2

5人のメンバーが施設を出て約2ヶ月が経った。そろそろ本来の姿や欲求を見せてくれる時期だろうと思っていたところ、予測どおりのトラブルや想定外の出来事が見えてきた。

まずはじめは予想どおりの人間関係のトラブル。
以前このブログにも登場したAさんが他のメンバーに高圧的な態度を取ったり命令口調で自分の思いを唐突にはき出しているとのこと。“とにかく他の人に命令口調で困る。やっぱりトラブルメーカーのままだ”と私に伝えてきたのは彼を20年近くも入所施設で担当していたスタッフ。“で、どうするの?”と聞いてみると“必ず問題になると思っていましたよ。GHやCHでの生活は無理じゃないですか。他の人が可哀想です”と短絡的な答えが返ってきた。そのスタッフは単純にAさんが問題を起こすと云うこと自体を避けているだけで、自分自身の役割やAさんにどういったアプローチ(援助技術として)をすればよいのかといった支援者としての視点が全く欠如していることに気がついていない。

当事者さんの問題は当然起こりうることであって、それをどのように解決に向けていくかは私たちの責任といえるのだが........こうした職員は必ずと云って良いほど“役割分担をきちんとやっていません”とか“整理整頓ができていない”さらには“○さんは朝早くから頑張っているのに、△さんは起きてくるのがやっとで困る”など、完璧に近い生活をイメージしている事が多い。

“ンじゃ、あんたはそれをどうしたわけ?”と聞き返してみると、“一応、注意してきました”と云った返事が返ってくるのである。更に別のパターンでは“風呂掃除が出来ていない”“トイレ掃除が汚い”“順序が違う”など、“一体、あんたは何が出来れば(出来なければ)地域生活が(は)可能(不可能)と考えているの?”と云うような事まで言い出してくるのである。そうしたスタッフが決まって言い出すのは“チェック表を作る”ということ。ここまでくるともうかなり重症と思うのは私が支援者として技量が足りないのであろうか。(と、敢えて云っておきますが)

地域生活に向けて彼らが施設を出たとき、私が支援スタッフに釘を刺しておいたのは“まずはゆっくりと自分たちでやり出す様子を見守るように”ということ。20年以上一切が施設のなかで管理されていた彼らの生活を取り戻すには、それと同等の時間をかける必要がある筈ではないだろうか。

週末を迎える前に“最近どうなの?、なんかみんなから文句出てるみたいだけど”と私がAさんに話すと“知らんじゃ”と自嘲気味に笑いながら“本当はもっと自由にしたいんだけどここじゃ無理だ。やっぱり向こう(施設)の方がまだ良いな”と独り言のように語っていた。“まぁ、何でも自分の思い通りには行かないのが当たり前じゃないの?それに慣れる為の時間も必要だと思うよ。まぁゆっくりやろうや”と伝えると“これ以上奴らに合わせてゆっくりしていたら爺さんになっちゃうじゃ”と.......

“Aさんの地域生活はGHやCHといった共同生活がゴールではないことも考えて行かなければならないのじゃないか?”と先のスタッフに話したが、その事の真意を彼が理解出来たかどうか?
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テーマ : 障害者の自立
ジャンル : 福祉・ボランティア

プロフィール

どんぐり隊長

Author:どんぐり隊長
知的障がいの方の入所施設に勤めてはや20数年。入所型施設の意義は?あるべき姿は?施設に求められているものはなにか?職員(支援者)の存在価値や倫理は?を常に自問自答しつつ、日々の仕事で感じたことを平易に書き連ねてみたいと思っています。

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