スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

家族の思い

昨日、今日と21施設の家族会の研修会と総会に参加してきた。
私の施設からも4家族5人が参加、開催地までの運転手を兼ねて研修会総会に続き懇親会まで同席させていただいた。

研修会の内容は「今後の入所施設はどうなるのか」というテーマで、同会の会長が自立支援法、障がい者条例、総合支援法の今後、障害者条約の批准など幅広い中から、入所施設を今後も否定することなく、維持していかなければならないといった趣旨のお話をしてくれた。親として兄弟としてどうしても“今”の安心と安全を考えるのは当然のこと。しかし“生涯”に渡って1人の人間としての人生を考えたならばどうなのか?と云う問いに対しては、それぞれの立場でニュアンスが異なるところも感じられた。

それも当然と思う。私が今回も隣り合わせた家族に“私の思い”として伝えたのは、色々な経過があって“入所”と云う生活をしているが、安心と安全を得る対価としてその“人”の存在や人生を周囲の人間が勝手に決定する権利は無いはずだと云うこと。正直に云ってこの問いかけはまずかったかと思ったが、実際には全ての家族が私と同じ思いで居ると云うことが分かった。

“誰も隔離しておきたい訳じゃない”“このまま一生涯施設で暮らして欲しい訳じゃない”“地域という大海原に木の葉のような薄っぺらい木造船=現行の人的物的経済的な支援でどんどん漕ぎ出せというのは、あまりにも酷すぎないか”ということなのだ。

当然、家族だって本人の希望や意思を十分に尊重しようとしているし、私たちが“入所施設に戻ってくることを前提としてでも、普通に街で暮らせる、若しくは暮らしたという生活を出来る限り試して欲しい”と考えていることはちゃんと分かってくれている。“決して今のままでいいんだ”と思ってはいないということが十分に伝わってきた。

某月刊誌の巻頭言に“今の施設入所者をどうするかと云う議論よりも、今後の入所予備軍を作らない方策を考えることが重要”といった趣旨の寄稿がなされていたが、単純に執筆者の言葉足らずであればと願っている。

スポンサーサイト
プロフィール

どんぐり隊長

Author:どんぐり隊長
知的障がいの方の入所施設に勤めてはや20数年。入所型施設の意義は?あるべき姿は?施設に求められているものはなにか?職員(支援者)の存在価値や倫理は?を常に自問自答しつつ、日々の仕事で感じたことを平易に書き連ねてみたいと思っています。

最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
カレンダー
03 | 2010/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
ブログ内検索
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

天気予報

-天気予報コム- -FC2-
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。