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なぜ入所施設は否定されるのか

社福士の現場実習依頼の電話があった。

学生を受け入れて後任を養成することは、結果的に当事者の利益になることで私としては大いに喜ばしいことなのだが、今回はちょっと躊躇してしまった。

理由は“ゼミ担の教授から入所施設はダメだと聞かされているのでそれを確かめてみたい。そもそもそういうところにSwrが必要なのでしょうか”と云われたのである。どうもその教授というのは以前どこかの施設長=管理者だったらしいのですが?

学生はそれまで知らない世界のおぞましい話だけを吹聴されているから致し方ないとしても、その教授とやら云う人物は一体どれくらいのことを知っているのか?現場でどれだけのことをしてきたのか?自分が出来なかったことを他人を通して批判しても仕方がないんじゃないかと思うのですが.......

よくいるのは人=当事者1人ひとりを見ずに事業展開=施設の規模や作業内容・建物の構造など支援の形だけを見てきた人、若しくは深く当事者の方々と関わることなく“こんなもんなんだ”と現実逃避して教壇に立っている人。一番たちが悪いのは、主役が自分であって当事者が全面に出てこない“俺が俺が”と話題の主人公になっている人。
(※主役は当事者でしょ?よく新聞記事に載ってるのも○○施設の施設長××さんがこんなことを始めましたってあれです。本当は○○施設を利用している▲▲さんがこんなことを頑張っていますって記事なら分かるのですが......)

話を元に戻すが、入所施設を否定するのはかまわないが、それを必要としている人もいると云う事実は消すことは出来ない。おいしいとこ取りで話題性に富んだ取り組みだけがSwrの居場所ではない筈だと思う。

入所施設が否定されるのであれば、その理由をはっきりと述べるべきではないか?そしてそれをどうやって改善すべきなのかという議論をテーブルの上に載せるべきではないか。この大きな課題を整理することもSwrの大きな使命だと思う。

皆さんはどのように考えますか?
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じわぁ~と 鋭く 着実に

“ここ(トレーニングホーム)で暮らしたい”と訴えていたSさん。

その気持ちに応え借家を借りてそちらに移って貰った。Sさんと一緒にTさんもFさんもOさんも同じく移動することになり皆さん“良かったね”と一様に喜んでいたのだが、予想していたとおりに新たな宿題を投げかけられている。

昨日あるスタッフが“あんなに喜んでいるSさんが、活動になると表情が堅くなり他の人に冷たく当たっているんです。私が話しかけると笑顔になるんですが、すぐにまた表情を曇らせて廊下をウロウロして......”と云ってきた。
(※私としては、予想どおりだなと思っていたのですが)

“生活の場が集団から離れて安心したところで、日中の過ごし方に新たな欲求が芽生えているものと考えて、そのあたりを確認してみたら”とそのスタッフに伝えた。これに関しては私なりのシナリオもあるが、Sさんとスタッフの関わりの中で別の角度から新しい発想が生まれることを期待して暫く様子を見ようと思う。
プロフィール

どんぐり隊長

Author:どんぐり隊長
知的障がいの方の入所施設に勤めてはや20数年。入所型施設の意義は?あるべき姿は?施設に求められているものはなにか?職員(支援者)の存在価値や倫理は?を常に自問自答しつつ、日々の仕事で感じたことを平易に書き連ねてみたいと思っています。

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