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介護の現場を考える

オリンピックの話題の裏でちょっと気になる記事があった。“介護の現場に外国人を導入”するという。理由は“介護職が不足している”ことが上げられていた。

本当にそれで人手不足が解消され介護の質が保たれるのか。様々な希望を持って来日される方々の決断と行動力には頭が下がるが、ご本人達にとっても一生を左右する事でだと思う。介護職の行動倫理や具体的な技術については国が違っても変わるものではないかもしれないが、生活文化の違いは介護を受ける側にもする側にも大きな壁になるのではないか。

確かに人手不足を解消するカンフル剤としてはインパクトはあるかもしれないが、根本的な課題を積み残したままでは“焼け石に水”で終わってしまい、結局は良い形で定着することはないと思う。潜在している有資格の介護職は相当数いるにも関わらず、身分保障(非正規雇用)や給与格差(低賃金)によって現場を去っていく人が多いとも聞く。“クオリティを上げて”行かなければ、事業所そのものが淘汰されていくといいつつも、その介護の質を担保できない現状を国はどう考えているのか。そうした現場の声が届いているのか。

私の勤務する施設でもようやく賃金職員の給与・待遇について検討し始めた。
理由は“人材が確保できない”からと云う。しかしこれについても“何か視点の違い”を感じる。私が着任した数年前、既に正職退職後の補充を全て賃金職員で埋めていた。問題はここから始まっていたのだが、経営者(?)は現場の実践と云うことまで踏み込んで考えていない。“賃金格差が大きいのに、業務格差がないというのは、何れ大きな課題を残すことになる”と何度も提言したのだが、時の管理者は現場の“質”よりも“経費抑制”のみに執着した。その結果、年功型の序列が残り若手職員が徐々に疲弊していく。更にフットワークの重い定年待機組やモチベーションは低いが組織にモノを云わないモラトリアム職員が残り、意のある若手や有能な臨時雇用の職員は意欲を喪失して去っていくようになった。

今になって“良い人材が確保できない”という..........

人材確保を狙って小手先の手当を考えるよりも、管理者として今こそ真剣に考えなければならないのは“人を育てる”ことではないか。現場の魅力を伝え後任職員を養成する為の実習生の受入や、新任から現任に至るまで、職員の専門性を高める為の職場研修の在り方などを真剣に考えることが重要と思う。
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テーマ : 福祉のお仕事
ジャンル : 福祉・ボランティア

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どんぐり隊長

Author:どんぐり隊長
知的障がいの方の入所施設に勤めてはや20数年。入所型施設の意義は?あるべき姿は?施設に求められているものはなにか?職員(支援者)の存在価値や倫理は?を常に自問自答しつつ、日々の仕事で感じたことを平易に書き連ねてみたいと思っています。

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